出品作品

里山 2009年度卒業制作、建築学科4年生2人による共同制作作品、1点
棚田 武蔵野美術大学 現代GP EDS竹デザイン・プロジェクト、
   2009年度後期 造形総合科目「設計計画A」
    基礎デザイン、映像、デザイン情報学科1年生、グループ制作、9点 
   2009年度後期 造形総合科目「設計計画B」
    視覚伝達デザイン、空間演出デザイン、工芸工業デザイン学科1年生、グループ制作、11点、
    以上は、「自立する小さな空間」というテーマの課題作品です。
   4年生有志作品、1点

開催趣旨 

場所 筑波山の秀麗な姿が間近に望む、筑波山の東山麓に広がる石岡市八郷地区、なかでも、里山と棚田、小川が美しく流れる上青柳、田園風景に点在する茅葺民家の佇まいに驚嘆せざるを得ません。日本のふるさとの風景、その確かな一つの原像がそこにあります。

時間 田園の1年は、3月末、田起こし、稲床造りにはじまります。4月、苗床に種まき、5月、田に水を張り、田植えの季節になります。その後、丁寧な世話をして、稲が生長し、実りの秋を迎えます。10月、稲刈り、精米、新米発送。その後、田圃は来年まで休息をします。この休息期間に里山と棚田で何ができないでしょうか。

主催 このたび、武蔵野美術大学・造形学部建築学科長尾スタジオでは、地元の方々の要請と協力に応え、里山の台地と棚田にアート作品を制作展示することを企画しました。2月という1年で最も寒い時期に、里山と棚田の佇まい、冬の静かな田園風景を楽しみつつ、そこで繰り広げられる竹による数々のしなやかな小さな空間を御体験下さい。

内容 日本全国に共通する問題、荒れた森林、竹の増殖などを視野に、材料を現地で調達し、制作、最終的な廃棄までを考え、アート作品を作ることができないでしょうか。今年は初めての試みで、まだ試行錯誤の段階ですが、確かな手ごたえを感じています。

八郷の風景  



[blog] [2010 top] [1] [2] [3] [4] [作品集]